


- タイヤにガス銃転用の取扱説明書はありません。
- タイヤ用CO2ボンベの取り扱いに慣れている方にお勧めです。
- 使用されるタイヤの口径にあったアダプターをご用意ください。
- マルチレギュレーター側の受け口はM8*0.75female(米式メス)です。
- カートリッジサイズは5/8 18UNF, 4φx13㎝、材質はJIS G3141、安全板付きJIS規格の高強度容器。
- 余ったガスは次回のガス充填、または飲食品のガス置換包装・保存にご活用ください。
- ガスもカートリッジも品質と安全性にこだわった日本製です。類似品にご注意ください。

- マルチレギュレーター ONE PUSH MAGIC Custom (最大出力50PSI)
- 抗酸化ガスカートリッジ N2
- ガス噴射アダプターノズル L
- シリコンマルチガススタンド
- マイクロファイバーケース
- マルチレギュレーター DIAL MAGIC Custom (最大出力50PSI)
- 抗酸化ガスカートリッジ N2
- ガス噴射アダプターノズル L
- シリコンマルチガススタンド
- マイクロファイバーケース

- マルチレギュレーター DIAL MAGIC S type (最大出力30PSI)
- 抗酸化ガスカートリッジ N2
- ガス噴射アダプターノズル S
- シリコンマルチガススタンド
- マイクロファイバーケース


また水分を含んでいるため、気圧や温度の変化によって、膨張・収縮、凍結なども生じます。
そういった性質から、タイヤに入れた空気は透過し抜けてしまいます。
バイク等ではミニボンベでCO2を充填する応急処置は今では一般的ですが、CO2は空気中成分の中で最も重く、そして最も固体や液体に溶けやすい気体のため、タイヤに入れたCO2はすぐに抜けてしまいます。
【タイヤへの窒素ガス充填】
航空機やレース用のタイヤに水分を含まない高純度の窒素ガスを充填することは一般的です。
理由は
航空機では
- 火災リスクを最小限に:着陸時に路面との摩擦により超高温になり、酸素が含まれない窒素ガスを充填することにより火災のリスクを最小限に抑える
- 外気圧や外気温の変化にも安定したタイヤ圧: 外気圧・外気温の変化が激しく、超低温(マイナス60度)から超高温(路面)まで変化するため、水分を含んだ空気では膨張・収縮・凍結などにより、空気圧が安定しません。特に着陸のための降下時には膨張により急激な空気圧の低下は非常に危険なため、タイヤ圧の安定化のため窒素ガスが使用されています。
レースタイヤでは
- タイヤ圧の安定化:温度変化や抜けによるタイヤ圧の変化はタイムに影響するため、窒素ガスによりタイヤ圧の変化を最小限に抑えています。
ではなぜ、ロードバイク等への窒素ガスの充填がそれほど普及していないのか?
- 特別な施設でなければタイヤへの窒素ガス充填ができない。
- タイヤへの窒素ガス充填できる関連商品がほとんど存在しなかった。
- 同じサイズの容器でも、窒素(N2)ガスはCO2(炭酸ガス)1/3程度の容量しかありません。CO2ミニボンベ(炭酸ガス16g/容量約9㍑)の容器サイズではN2はわずか3.8g/約3㍑)しか封入できないため、炭酸ガスボンベの3倍の本数が必要になります。
- 高純度(99.995%以上)の窒素ガスの入手が困難
- 内圧の高い窒素ガスボンベを装着して出力できる小型のインフレ―ター(レギュレーター)が存在しなかった。
【タイヤへの窒素ガス充填】
今回、ルンゴプロシリーズのマルチレギュレーター(マルチインフレーター)と抗酸化ガスカートリッジ ルンゴN2を装着し、タイヤのバルブにあった変換用アダプター(例えば仏式⇒米式)をご用意いただき、工夫して装着すれば、高純度(不純物2万分の1)の窒素ガスをタイヤに充填できるようになります。またレギュレーターにルンゴCO2を装着すれば、炭酸ガス充填も可能です。マルチレギュレーターに装着した抗酸化ガスカートリッジは、ガスを完全に使い切るまで交換はできません。充填後に残ったガスを次回に使用するか、また他の用途(飲食品の酸化防止や飲料の発泡化など)にご活用いただけます。
【ルンゴプロシリーズ】
抗酸化ガスカートリッジ ルンゴN2
1カートリッジに17.7g/ 14リットル分の高純度窒素ガスが圧縮されています。
- 空気中に78%存在する不活性ガス。空気を1とした場合の比重は0.97、空気中の主な気体(二酸化炭素、アルゴン、酸素、窒素)のなかで最も軽く、固体や液体に最も溶けにくい気体です。そのため、タイヤに充填すると抜けにくく、軽快に長持ちします。
抗酸化ガスカートリッジ ルンゴCO2
1カートリッジに74g/ 40リットル分の高純度炭酸ガスが圧縮されています。
- 空気中に04%存在する不活性ガス。空気を1として場合の比重は1.53、空気中の主な気体のなかで最も重く、固体や液体にとても溶けやすい気体です。そのため、タイヤに充填してもすぐに抜けてしまうため、応急処置用として使用します。
【タイヤへの窒素ガス充填により期待される効果】
(1)抜けにくい:
- 窒素ガスは空気中の主な気体の中で最も軽く、固体や液体に溶けにくくゴムの透過率も低いため、タイヤから抜けにくいメリットがあります。抜けやすい順は二酸化炭素(炭酸ガス) > アルゴン > 酸素 > 窒素です。
(2)タイヤ圧の安定化:
- 窒素ガスは走行や路面温度の変化による膨張や収縮も小さく、他の気体と比較してタイヤ圧は安定します。
(3)タイヤの劣化を延命:
- 空気中の酸素はタイヤのゴム・ライナー・バルブを酸化させ、タイヤは少しずつの劣化します。窒素ガスの充填により酸化を抑制し、タイヤの延命が期待されます。
(4)軽快な安定走行と燃費の向上への期待?:
- カーレース程の明らかな差は出ませんが、窒素ガスの軽さ、またタイヤ圧の安定化により、凹凸のないきれいに舗装された道路ではより軽快感を体感できるかもしれません?、また試験は実施していませんが、スムーズな走行により燃費の向上も期待できるかもしれません。
【必要な用具と作業手順】
。エキスパートの皆様が装着や使い方など工夫頂ければ幸いです。
下記は一例です。
必要な用具:
- 抗酸化ガスカートリッジルンゴN2(高純度窒素ガス)またはルンゴCO2(高純度炭酸ガス)。
- 窒素ガスが装着可能なマルチレギュレーター(マルチインフレーター)。
- DIAL MAGICレギュレーターでは、ダイヤルを回してガスの出力量が増減します。
- ONE PUSH MAGICではスイッチを押し込む強さにより、ガスの出力量が増減します。
- タイヤバルブの形状、お好みの装着法・充填法にあった変換アダプター(マルチレギュレーター側の受け口はM8*0.75female(米式メス)をご用意ください。
作業手順:作業手順はアダプターの形式によって変わります。
アダプターがタイヤバルブに押しコムタイプの場合:
(1) 抗酸化ガスカートリッジをマルチレギュレーターに強く装着。装着時にガスが漏れないように強く強く締め付け。
(初めての場合特に注意が必要です。ルンゴプロのガス装着法)
(2) アダプターをガスカートリッジが装着されたマルチレギュレーターにセット。
(3) タイヤのバルブを開く
(4) ガスを出力するアダプターをタイヤバルブに押しコム
(5) マルチレギュレーター上部のガス出力スイッチを入れてガスを充填します。
- DIAL MAGICレギュレーターのダイヤルを少しずつ回してガスを出力してください
- ONE PUSH MAGICではスイッチを少しずつ押し込みガスを出力してください。
- 充填量はタイヤサイズ、乗り物本体、目的に応じて調整してください。
(6) 必要量の充填終了後、スイッチを切り(”0”に回す(DIAL MAGIC)、指を離す(ONE PUSH MAGIC)、残ったガスは次回、またはその他の用途にご活用ください。
アダプターがタイヤバルブにねじ込むタイプの場合(作業のしやすさからホース式を推奨)
(1) 抗酸化ガスカートリッジをマルチレギュレーターに強く装着。装着時にガスが漏れないように強く強く締め付け。(初めての場合特に注意が必要です。ルンゴプロのガス装着法)
(2) タイヤのバルブを開く
(3) ガスを出力するアダプターをタイヤバルブにねじ込む
(4) アダプターをガスカートリッジが装着されたマルチレギュレーターにセット。
(5) マルチレギュレーター上部のガス出力スイッチを入れてガスを充填します。
- DIAL MAGICレギュレーターのダイヤルを少しずつ回してガスを出力してください
- ONE PUSH MAGICではスイッチを少しずつ押し込みガスを出力してください。
- 充填量はタイヤサイズ、乗り物本体、目的に応じて調整してください。
(6) 必要量の充填終了後、スイッチを切り(”0”に回す(DIAL MAGIC)、指を離す(ONE PUSH MAGIC)、残ったガスは次回、またはその他の用途にご活用ください。
【作業上の注意】
- バーストさせないようにタイヤやチューブの状態にご注意ください。また入れすぎないように少しずつガスを出力してください。
- 抗酸化ガスカートリッジルンゴCO2(高純度炭酸ガス)はガスの出力に伴う圧力変化のため、カートリッジが急激に冷え、低温やけどのリスクがあります。軍手やタオルなどで作業をしていただくか、専用のシリコンガススタンドをご利用ください。