固体や液体は酸素によって酸化するため、酸化を防ぐためには酸素との接触を避けることです。

空気中の各ガス成分の比重は窒素< 酸素< アルゴンガス< 二酸化炭素の順に重くなります。そのため、飲料の入ったボトルに上記のガスをゆっくり入れて、キャップをしないままでは、各自重により液面には二酸化炭素が浮遊し、その上にアルゴンガス、酸素、窒素が浮遊します。

よって自重による酸化抑制は二酸化炭素が最も優れていると考えられますが、二酸化炭素とアルゴンガスは固体や液体に溶けやすい性質があり、風味を変えてしまうリスクがあります。特に二酸化炭素は発泡性、酸味、苦みを増します。アルゴンガスは固体や液体に溶け(窒素ガスの4倍も溶けやすい)酸素を奪う性質があります。

ガスを強く噴射し、すぐにキャップをして、静置保管すれば液表面のガスの種類はある程度コントロールできると思いますが、根本的に風味を守りながら酸化を抑制するためには高純度の窒素を充填し他の空気成分の比率を減らすことが最良と考えます。

食品用高純度炭酸ガスの用途

  • あらゆる食品の酸化、変色、カビを抑制するが、アルゴンガス同様に溶けやすいためオリジナルの風味に変化が生じる
  • 飲料の酸化抑制と微発泡化(酸味増加)
  • グラスの飲料を微発泡に変化
  • スパークリングやビールの炭酸ガス補充
  • 肉類(食肉・ハム・ウィンナーなど)は炭酸の溶け込みにより、柔らかく変化
  • 比重の高さから、酸味の増加が苦にならない種類のコーヒー豆などの保管に

食品用高純度窒素ガスの用途

  • あらゆる食品の酸化・変色を抑制し、オリジナルの香りを維持する
  • 飲料のオリジナル風味を維持しながら酸化抑制
  • 緑茶、削り節、スナック菓子、コーヒー豆、肉、魚、野菜など