Q1

抗酸化ガスカートリッジの取り扱いについて教えてください

A1

基本情報

ガスカートリッジの品質と安全性

  • 抗酸化ガスルンゴN2やルンゴCO2は空気の構成成分(窒素(N2)78.1%、酸素(O2)20.9%、アルゴン(Ar)0.93%、二酸化炭素(CO2)0.04%)と同じ、安全な不活性ガスです。
  • ガスカートリッジの容器はサイズ5/8 18UNF/4φx13㎝、材質はJIS G3141、表面処理はJIS H8610、耐圧は24.5MPa、容器破壊圧力は50~90MPa、安全封板付きの安全性を重視した設計です。
  • 抗酸化ガスカートリッジは抗酸化セラーサーバーヴィノルンゴ、抗酸化システム ルンゴプロ、弊社医療機器用に特別に製造されたガスおよびその容器(カートリッジ)です。飲食品の品質と使用者の安全性の観点から、たとえ取り付け口が一致しても、非常に危険ですので、他のガスカートリッジは絶対に使用しないでください。品質面では抗酸化ガスカートリッジルンゴN2は研究用に次ぐ高純度(99.995%/不純物2万分1)です。空気中の二酸化炭素はわずか0.04%ですが、飲料にすぐ溶け30分程度でも風味を変化させるように、ガスの純度が0.01%変わるだけで、風味も酸化スピードも大きく変わります。
  • ガスカートリッジの製造日は記載していますが、使用期限はなく、半永久的に使用できます。(カートリッジが錆び、腐食している場合は除く)

ガスカートリッジの保存と廃棄

  • 保存: 内容積が100ml未満(内容量: N2は17g/ CO2は74g)のスチール製容器のため、高圧ガス保安法の適用外で、容器管理の必要もありませんので、お客様も販売店様も在庫できます。
  • 廃棄: ゴミ処理ルールは各市区町村、および市区町村が契約するごみ処理業者様によって多少異なりますので、各市区町村のゴミ処理ルールをご確認の絵廃棄してください。ほとんどの地域で30㎝以内の小物金属として扱われています。廃棄の際にはガスが完全に消費されている(先端に穴が開いている)ことをご確認ください。空のガスカートリッジの廃棄の際にはプラスチックラベルをはがすことをご推奨します。(プラスチックのため、また”ガスカートリッジ”と記載されているため、下記のようなガスボンベと混同されることがあります。
  • 自治体やごみ処理会社様で下記の商品と混同される場合があるかもしれません。
    • 内容物が危険物(引火性や毒性)の缶スプレー: 完全に残量がゼロであることを確認することが困難で、引火の可能性もあるため、廃棄には注意が必要で、まれにトラブルになっているようです。
    • ご家庭などで炭酸水を作るためのガスシリンダー(ガスボンベやガスカートリッジと呼ぶ方もおられます)。通常サイズのシリンダーは410g(弊社抗酸化ガスカートリッジの5.6倍)、小型シリンダーは170g(2.3倍)の大きな容器で、高圧ガス保安法の適用品です。よって廃棄はできません(不法投棄になりますのでご注意ください)。また安全性の観点から在庫を持つためには高圧ガス保安法の定める特別な申請や許可が必要です。ただ、大量の高圧ガスですので、安全性を鑑み生ビール用の大型ボンベや消火器並みの強固な容器を使用していると想像します。

 

Q2

ガスカートリッジのを装着時、ルンゴプロレギュレーターの1次ガス逃げ口からしばらくガスが漏れていますが、大丈夫ですか?

A2

1次ガス逃げ口からガスの出ている状態には2つの可能性があります。

(1)ガスカートリッジの装着時、強く締め付けているつもりでも、締め付けがまだ緩い場合、ガス抜けします。今一度強く締めなおしてください。

(2)1次ガス逃げ口は、ガスカートリッジ装着時に使用環境に合わせて、ガスカートリッジの内圧を調整するための穴です。

ガスカートリッジの内圧は気温・気圧・湿度など環境によって変化します。その内圧を自動的に調整するために1次ガス逃げ口からガスを逃がしています。ガスカートリッジの内圧が理想的な圧になれば、1次ガス逃げ口からのガス出力は止まります。毒性のない不活性ガスですので、そのままお使いください。

 

Q3

2次ガス逃げ口の役割は何ですか?

A3 

2次ガス逃げ口は何らかの事情(火事や大きな気圧変化など)で、ガスカートリッジが異常な高圧になった場合、2次ガス逃げ口内の安全弁が破裂して中のガスを逃がします。

たとえば、周りが燃えてルンゴガスカートリッジが異常な高圧になった場合、2次ガス逃げ口の弁が破裂しガスを放出します。酸素を含んでいないガスのため、火を消すことがあっても、火が広がる事はありません。実際、消化のため窒素ガスを使用されるケースも多いため、厨房で小さな火を消化したい時にルンゴN2を噴射すると炎は小さくなったり、消えたりします。

 

Q4

ルンゴプロシリーズのガスカートリッジのガスがすぐになくなる。

A4

対処法

  • 最初のガス装着時に、めいっぱいねじ込ん でください。
    • 高圧のためガスカートリッジ装着のねじ込み時に「プシュー」と少し漏れただけでも、かなりの量(通常出力の3~5倍)を消費してしまいます。
    • ガス漏れ音がなくなっても、さらに強く締め付けてください。使用によるガス圧の低下でねじ込みが緩むことがあります.

 

  • ガスを噴射した後にガスカートリッジを締め付けてください。
      • ねじ込みが十分ではない場合、“使用とともにガスが減少⇒ 圧が減少 ⇒ ネジ込みがさらに緩む” ということもまれにあります。

 

  •  レギュレーター(ガス噴射装置)の上部のスイッチキャップを外したり、落としたりした ことはありませんか?
    • 一度でもキャップを取り外すと以後、安全装置が作動し、圧を落とすためにガスはすぐになくなります。
    • もし、落としたり、何らかの理由でキャップが取れてしまった場合は、精密装置のため、ご自身で直そうとせず、必ず修理にお出しください。

 

  • ガスの使い過ぎにご注意ください。
    • ルンゴN2(高純度窒素ガス)は小さなカートリッジに約14~15ℓのガスが圧縮されています。
    •  ルンゴCO(高純度炭酸ガス)は小さなカートリッジに約40のガスが圧縮されています。
    • 高圧のため、短時間の噴射でも大量(スプレー缶の約3倍)のガスが噴射されます。ヘアスプレーなどスプレー缶を使用する時のように噴霧するとガスはすぐになくなります。
    • ONE PUSH MAGICのレギュレーターではルンゴN2は軽くワンプッシュ(0.3~0.5秒)の噴射で120~180回、ルンゴCO2では350-500回程度使用できます。
    • 瞬間ではなく「イ~チ」のようにゆっくり押すと、1秒近く押してしまい、時間が長すぎるだけではなく、押す力も約2倍になってしまい、ガスの出力量は通常の6倍(6プッシュ分)に増加します。少量でも効果は高いため、ご安心いただき、短めをお心掛けていただければ幸いです。

 

  • 今一度、ガスの装着方法のご確認をお願いします。⇒クリック

 

Q5

飲食品を保存するときの使用する容器は?

A5

ベストはどんな飲食品も遮光されたガラス、セラミックス、アルミなどで、低温・静置で保存することが望まれますが、現実的には、どれだけデリケートな飲食品をどれぐらいの期間保存するかにもよります。
基本的に食品保存袋や食品保存プラスチックケースなどのプラスチック樹脂を使用した容器は、水分も空気中のガスも微量ですが透過します。そのためポテトチップス、油菓子、焙煎珈琲豆など敏感な食品にはアルミ加工された包装材料が使用されています。

風味が重要で、油分もある食材を長期間 (1週間以上)保存する場合は、水分や空気中のガス成分(酸素、アルゴン、二酸化炭素)の溶け込みを防ぐため、ガラスやアルミの容器、またはアルミ箔で包装して、プラスチック樹脂の食品保存容器を使用することをお勧めします。

 

Q6

ガス置換と真空保存との違いは ?

A6

家庭用の市販容器では真空率が約5割程度、袋でも9割程度と推測されます。
またA2のようにプラスチック樹脂では水分も空気中のガスも透過してしまいますので、実際に真空状態をは作ることも維持することも困難と思われます。
真空にするメリットは二酸化炭素、アルゴン、酸素などの風味を変質させる空気中成分を遮断することです。

窒素ガス置換も真空保存同様に二酸化炭素、アルゴン、酸素を置換することにより、酸化や風味の変質を防ぎます。また酸素がないため、カビや好気性菌の繁殖を抑制できます。

しかしながら、食中毒菌の大半は嫌気性菌(酸素を嫌う、また必要としない菌)であり、酸素のない状態でより繁殖します。二酸化炭素置換(炭酸ガス置換)ではカビ・好気性菌だけではなく、多くの嫌気性菌を殺傷または抑制します。「CO2ガスと微生物の増殖」木村 凡 ・藤井 建 (東京水産大学食品生産学科)

近年では飲食品の包装には高純度窒素ガス(酸化防止、風味を維持し、変色を抑制)とに高純度の炭酸ガス(酸化防止、細菌や害虫の繁殖を抑制)を混合して他の空気成分(アルゴンや酸素)を置換するガス置換包装が多く導入されています。コンビニエンスストアの大手でも近年お惣菜の包装に混合ガス置換を使用されています。

 

ガス置換包装における学術的知識 ←クリック