【重要事項】

    • (禁止事項)装置の分解、純正以外の部品や消耗品のご使用。性能を発揮できないだけではなく、大変危険です。また、法および安全性順守のため、それによるいかなるトラブルも弊社および本製品の関連企業では保障、サポート、修理もできかねます。

    • (注意1)常に飲料または水ボトルを設置するか、放置する場合は洗浄してください。ボトルのない状態で装置を放置すると流路に付着した糖分が固形化して詰り、注ぎが弱くなったり、注げなくなります。飲料を設置しない場合は水ボトルを設置するか、または放置前に洗浄してください。
    • (注意2)ボトル設置時は黒いボトルキャップの高さの調整を必ず行ってください。黒いボトルキャップを下げすぎるとガスノズルやガスチューブが抜けてしまい、ガスがボトル内に噴射されず、飲料を注げなくなります。
    • (注意3)黒いチューブには素手で触れないでください。菌がボトル内に混入し、風味が3~5日で変わってしまいます。触れてしまった場合は水布巾や食用アルコール等で拭き取ってください。
    • (注意4)現地修理はできません。製品はPSE製品です。もしも修理が必要な故障(0.5%未満)の場合は一般的な日本製PSEの小型家電と同様にPSEの設備と技術基準を有するエンジニアセンタ―で点検・修理を行います(現地修理はできません)。
    • (注意5) 点検・修理のための梱包や往復の配送はお客様のご負担願います。保証期間内・外に関わらず、修理のための梱包や往復の配送費用はお客様にご負担いただいております。ご購入時の梱包があれば、輸送が安全なだけではなく、3辺140㎝の宅急便でお送りいただけます。
    • (注意6) 保証は新品ご購入後1年間、訳あり品180日、中古(展示品やデモ品含む)は90日です。保証会社を通してご購入者に適応されます。保証書(取説内)は大切に保管してください。精密機器のため、転売、譲渡などにより所有者が変更された装置は、保証期間内であっても保証は適用できません。
  • 本ページでも解決できず、点検や修理が必要な場合は点検・修理の手順にお進みください。

 


 

トラブルシューティング

Q0 注ぎに関する重要事項

A0

  • ボトルマークの注ぎボタンは押している間、連続して注ぎます。
  • グラスマークの注ぎボタンは押して離して0.5〜1秒後に、押した回数分(1〜4杯)をまとめて注ぎます。

はじめて装置を使用される方はグラスボタンを押してい料が注がれると勘違いされ、ボタンを押しても注がれないため、指をボタンから放したあと注がれ、お洋服や床に飲料をこぼされる方が多いためご注意ください。グラスボタンは離してから注る間に飲がれることを、ご案内頂くか、または押している間だけ注ぐボトルマークのボタンだけをご使用頂くことをお勧めします。

 


Q1:  1プッシュの注ぎ量を40mlに設定していますが、時によって、また左右のノズルで誤差がある

A1: ボトルの素材や形状により、∔/-約5~15%程度の誤差が生じます。本装置は飲料をポンプで吸い上げ、測量して注いでいません。ガスの圧力と噴射量で注ぎ量をコントロールしています。ガスをボトル上部から噴射することにより、その圧力で飲料を医療用チューブの押し上げて、最短距離で注ぎます。飲料のポンプや測量手順をなくすことで、飲料が医療用チューブとノズル以外の部品に触れることなく注げるため、風味変化のリスクや飲料の無駄も軽減しています。また、ガスをボトル上部から噴射することにより、その圧力で押し出すため、重い澱などの異物はボトル底部に残りグラスには注がれません。

 


Q2:片方のノズルだけ注ぎが弱い/ 注げない

A2-1

注ぎが細く、広がっていると要注意特に赤ワイン)。ワインの糖分が流路で固形化し始めています。A2-2 (a)の洗浄を実施してください。

A2-2

片側の注ぎ口からだけ注ぎが弱い/注げない場合の原因は下記の3つだけです。

(a) 何らかの原因で片側の飲料の流路が妨げられている?

(b)  何らかの原因で片側のガスの流路が妨げられている?

(c) ボトルの装着が緩い?ボトルの装着法をご参照ください

 

(a)飲料の詰り

ボトルを設置していない状態で長く放置すると、チューブ内を上昇する湿気がなくなり、電磁弁に付着していた飲料の糖分などが固形化して流路や注ぎ電磁弁を詰まらせます。

たとえば、赤ワインを飲んだグラスを洗わずに数日間放置するとワインが固形化してこびりつく状態と同様です。

熱いお湯(60℃前後)をボトルに入れ、ボトルマークの注ぎボタン(連続注ぎ)を長く押し続けると多くは解決します。(90%以上)

常に何らかの飲料ボトル(水でもOK)を設置していただければ、糖分の固形化は防ぐことができます。

 

(b) ガス流路の詰りやガスノズルやガスチューブの抜けの確認

ドアを開け、注げない側のボトル取り付け口のシリコンキャップの下から、銀色のガス噴射ノズルが出ているかをご確認ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガスの残量はあり、ガスノズルからガスが噴射されていない場合

  • プラスチックキャップの上でガスチューブがねじれていないかをご確認ください。ねじれていた場合はキャップを逆側に回し、ねじれをほどいてください。

 

ガスノズルやチューブの抜けを確認(キャップの下げすぎにご注意)

  • 設置可能なボトルサイズは形状にもよりますが高さ約290-330mm、口径約90φ㎜です。
  • ボトルキャップを下げすぎるとボトルの設置が困難になるだけではなく、ガスノズルがキャップから抜けてしまったり、またキャップの上でガスノズルからガスチューブが外れてしまい、ガスをボトル内に噴射できなくなります。キャップカバーの最上部をファンのフィンガーガードの最下部から1㎝より下げないようご注意ください。

 

ボトル交換時のボトルキャップの高さ調整(キャップの下げすぎにご注意)

  • 片方の手でチューブを握り(細菌の付着を避けるため、布やティッシュ等で握り)、もう一方の手で黒いキャップ上に上げます。
  • 片方の手でキャップを握り、黒い飲料チューブの位置をコントロールしながらボトル内に挿入してください。
  • ボトルを持った手を右左に動かしながら、下から持ち上げ、ボトルをキャップに装着してください。(キャップは回しません)
  • 装着後、ボトルを庫内に設置し、黒いキャップを下方に下げます。
  • 装置中に黒いチューブに手が触れてしまった場合はお湯に浸した布で拭くか、食品用アルコールで軽く消毒してください。手の細菌が飲料に混入すると細菌が繁殖し、2~3日で風味が変わります。

 

ガスチューブにねじれがなく、片側だけガスが噴射されない場合は、ガスカートリッジ取り付け口からゴミなどの異物が混入し、ガス流路の電磁弁が詰まっている可能性がありますので2つお試しください。

  1. 注ぐボタンを長押しを続ける。
  2. ガスカートリッジを交換する。

ガス交換時は圧が高いため、詰まった異物が飛ばされることもあります。それで改善されない場合はガスの電磁弁(ガス流路の開閉を行う弁)に大きめの異物が詰まっている可能性が非常に高く、電磁弁の刺激が必要です。(エンジニアセンターでの修理が必要ですのでinfo@lungo.click にご連絡ください。)

 

上記を実施しても改善されない場合、info@lungo.clickにお問い合わせください。

 

 


Q3:  左右どちらのノズルからも注げなくなった

両方の注ぎ口から注げない場合の原因は、ガスが出力されていない可能性が非常に高く、下記の原因が考えられます。

A3-1: ガスの残量がない。左側面のガスメーターを確認し、3PSI以下であれば新しいガスカートリッジに交換してください。

A3-2:   バックパネルを外し、ガスカ―トリッジ装着部と繋がっているガスチューブがネジレたり折れている

バックパネルを外し、ガスカ―トリッジ装着部と繋がっているガスチューブがネジレたり折れている

 


Q4:    注いだノズルからポタポタと液だれする?

A4-1: ボトル内の内圧が上がりすぎている可能性があるため、ボトルを一度取り外して再装着をしてください。

A4-2: 注いだあと液だれし、しばらくすると液だれが止まる場合

ノズルにつながる電磁弁に固形物が付着している可能性があります。それにより弁が完全に閉まらず隙間ができ、ノズルやチューブ内に残った飲料が液だれする可能性があります。

ボトルを設置していない状態で長く放置すると、チューブ内を上昇する湿気がなくなり、電磁弁に付着していた飲料の糖分などが固形化します。たとえば、赤ワインを飲んだグラスを洗わずに数日間放置するとワインが固形化して、こびりつく状態になる事と同様です。

  • 熱めのお湯をボトルに入れて、注ぐことによって電磁弁や流路を洗浄してください。
  • 残った飲料が固まらないよう、常にボトルを装着してください。注ぎきったボトルでも若干の残量があるため、1週間放置しても電磁弁が詰まることはありません。長期間使用されない場合は水などの入ったボトルを設置してください。

A4-3: 強炭酸飲料+膨張しない高硬度のボトル(ガラス瓶や高硬質プラスティック)+環境要因(温度、気圧)の組み合わせによって、ボトル内が高圧になりすぎてノズルから少量の液だれが生じることがあります。故障ではありませんので下記をお試しください。

  • (ボトルの内圧を下げる)ボトルを一度取り外して再装着をしてください。
  • (ガス流路の圧を下げる)黄色いバルブを引っ張りガスを逃がしてください。引っ張った後はバルブが開いたままにならないよう、ご注意ください。
  • (ノズルを斜め上向きに)少量の液だれであればノズルを斜め上にして、注ぐ時に下に向けてください。

  • (洗浄する)注いだあと液だれし、しばらくすると液だれが止まる場合は電磁弁に固形物が付着している可能性があるため、A-2同様、熱めのお湯で洗浄してください。

 


Q5:   ガスがすぐになくなる

  • 通常、ルンゴN2(14ℓを圧縮)ではボトル8-12本、ルンゴCO2(40ℓを圧縮)ではボトル20-30本置換できます。タイヤの空気のように、少しずつ抜けもあるため、長期間放置すると、これより少数で消失してしまいます。
  • 通常流路でガス漏れがある場合は、1日で抜けてしまいます。ある時は3本、ある時は8本などのばらつきは起こりません。バラつきがある場合は
    • ガスカートリッジの装着が緩んでいるか?
    • ガスカートリッジが斜めに装着されているか?
    • カートリッジ装着口のパッキンが痛んでいるか?
    • ガス噴射を開閉するガス電磁弁が劣化や異物により閉まり切らず、ボトル装着口のガスノズルから継続的にガスが漏れている?

の可能性があります。

A5-1: ガスを取り付けた時、ガスメーターは10PSI以上にもかかわらず、装着してボトル数本でガスがなくなる場合は、ほとんどのケースでカートリッジの装着が緩く漏れている、またはカートリッジを装着するコネクター内のパッキンが傷つきガスが漏れている可能性があります。

  • ガスカートリッジを締め直してください。カートリッジが少しでも回る場合は漏れていた可能性が高いです。
  • ガスカートリッジの取り付け場所の奥に見える安全弁(黄色のプラスティックキャップとぶら下がるリング)がしっかりと戻っているか確認します。黄色キャップにぶら下がっているリングを引っ張り、少しガスを漏らした後、リングを放すと黄色いキャップがばねで戻ります。念のため、そのキャップを取り付け側に少し押してください。(隙間があればそれが解消されます。)
  • ガスパッキンはボトル交換頻度が多い場合や他の理由で傷ついてしまった場合、ガスが微量に漏れ注ぐ力が弱くなったり、充填できるボトルの数が極端に少なくなります。ガスパッキンの交換をお願いします。

 

A5-2: ボトル素横着口のガスノズルからガスが漏れていないかをご確認してください

素急ぐボタンを押していない時にガスノズルからガスが出ている場合、ガスはすぐに消失します。

この原因はガス排出の開閉を行うガスの電磁弁が劣化しているか、異物が付着していることが考えられます。

常にボトルを装着していればガスの消失は抑えられます。そのままでも問題はありませんが、飲料を注ぐ開閉弁(飲料電磁弁)に異物が付着していると、開閉弁に隙間ができ、ガスに押し出されて飲料注ぎノズルからぽたぽたと液だれが生じることがあります。完全に修復するためには電磁弁の分解掃除や交換をお勧めします。

 

 


Q6:  左右のノズル両方ともに設定量の半分程度しか出ない

A6: もし上記状況でガス圧が8PSI前後であれば、ガスカートリッジの装着時に斜めにねじ込んでしまっている可能性が非常に高く、ガス抜けもあるためガスの消耗は非常に早くなります。また斜めでねじ込んだ場合、カートリッジは簡単には取り外しができなくなりますので、十分ご注意ください。とにかくガスカートリッジを取り外し、新しいカートリッジを慎重に取り付けてください。

 

 


Q7:   ガスメーターが30PSIを振り切っている。

A7:

ガスカートリッジを交換しても同じ現象で、メーター付近を軽くたたき、振動を与えてもメーターが戻らない場合は

 info@lungo.click に件名に”ガスメーター振り切れ”とご記載の上、内容に”ご氏名”と”症状”、”いつから”をご記載いただき、ご連絡いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

 


Q8:   注いでいる時に「キーン」や「ジーッ」など、とても大きな音が鳴る

A8: 飲料の注ぎ電磁弁(飲料電磁弁)のネジがが緩んでいる可能性があります。

多くの場合、使用しているうちに鳴らなくなります。(使用していおるうちに、装置を少し動かしたり、また電源を次に入れた時に)

どうしてもすぐに解決したい場合は下記が有効な方法です。

 

作業前の準備事項

  • 高頻度でネジを紛失されます。交換用のネジはありませんので、ネジの取り扱いには十分にご注意して作業を行ってください
  • 磁気帯びプラスドライバー(サイズ2)をご用意ください
  • ネジを置くトレイをご用意ください
  • 必ず電源をお切りください。
  • 設置しているボトルを一時的に取り外してください。

調整作業

  1. 電源を切り、背面パネルを外します。
  2. で囲まれた背面上部のトップパネルを止めているネジを2か所外します。
  3. トップパネルを外します。
  4. 電源を入れ、グラスマークの注ぎボタンを押し、電磁弁から大きな音鳴りがあるかを再確認してください。音鳴りしている場合、飲料電磁弁ので囲まれたネジに緩みがないかを確認し、緩んでいればネジを締めてください。
  5. グラスマークの注ぎボタンを押し、電磁弁が鳴っているかどうか確認してください。

 

 


Q9: 業務用の大きなガスボンベ(窒素・アルゴン・二酸化炭素など)は使用できますか?
A9:
下記の3つの理由でお勧めできません。

(1)危険: 装置の減圧装置、ルンゴガスカートリッジ容器の強度、ガス圧は全体の圧力コントロール上で設計しています。他のガスカートリッジや大型ボンベを使用すると、装置の修理できない故障を招くだけでなく、何よりも高圧のため大変危険です。ルンゴガスカートリッジは安全性を加味した設計のため、高圧ガス保存法には該当しません。

また専用の抗酸化ガスは一般的な不活性ガスではなく、ルンゴシリーズの仕様素材と化学反応や溶出など起こさない安全性が確認されています。

(2)飲料の品質保持力: 専用のガスカートリッジは最高クラス純度(99.995%以上/不純物2万分の1)のガスを使用しています。0.01%の純度が異なるだけで、風味、色、酸化速度に大きな影響が出ます。窒素以外の気体(二酸化炭素、アルゴン、酸素)は固体や液体に溶けやすく、飲料にもすぐ溶けて風味が変わります。例えば空気中の二酸化炭素濃度はわずか0.04%しか存在しませんが、飲食品に酸味や苦みを与えます。

(3)飲料の注ぎの質: ヴィノルンゴは注ぐためにポンプを使用せず、ガスカーリッジの圧力により、注ぎ量や空気の巻き込みなどコントロールしています。他のボンベを使用されると、注ぎ量や注ぎ圧をコントロールできません。

なお、専用以外のガスかカートリッジやボンベをご使用になっている場合、弊社としての品質保証や安全性が担保できないため、修理やその他のサービス対応はできません。