下記の論文の報告では、焼き鳥屋で7日間で91の昆虫を含む害虫が捕獲され、その体表から7,394の細菌コロニーを検出され、食中毒を引き起こす病原性細菌も大量に検出されています。
大阪市内某焼き鳥屋で捕獲された昆虫類およびそれらの昆虫体表菌調査
安部 八洲男、井上 豪、岸 晃平 著
大阪青山大学紀要 2011 4 巻 83 - 87, J. Osaka Aoyama University, 2011. vol.4, 83-87
【本論文中のまとめ】より転載させていただきました。
焼き鳥屋で提供される食品類の多くは焼いた物(加熱処理された物)なので、食中毒の心配は比較的少ないのではないかと言う考えもあるが、食品の中には加熱しないで提供されるもの(キャベツ、キュウリ、ニンジン、冷奴など)もある。さらに、今回、調査した焼き鳥屋のメニューには刺身も表示してあった。それで体表に食中毒菌をつけたこれらの昆虫類がこれらの食品と接触すると、その食品は食中毒菌に汚染された状態で、飲食客に提供される可能性があることが示された。
【本論文の図】より転載させていただきました。
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