使用法サマリー】

(1) はじめてのガスカートリッジ取り付け

(2) 使用用途

飲料、生鮮食品を含む食材、加工食品、調理品などほとんどの飲食品の劣化抑制に使用できます。

(3) 食品容器 とガス充填量

プラスチック樹脂の食品ケースや袋は水分や酸素を透過します。飲食品を1カ月以上の長期保存するときは遮断性の高い容器(瓶、缶など)をご使用ください。

容器サイズ0.5ℓに対して抗酸化ガスをワンプッシュ(0.3~0.5秒前後)噴射します。食品用の保存袋を使用する場合は、食材を入れた後、袋内の空気をできる限り抜き、抗酸化ガスを噴射します。空気を抜くことで抗酸化ガスの噴射量を節約できます。

ショーケース(寿司ネタ、ケーキ、フルーツ、野菜、鮮魚、精肉、惣菜など)などへのガス置換に関してはこのページの下方をご参照ください。

 

【ガス充填の注意】

鉄や活性炭を成分とする脱酸素剤との併用はお勧めできません。

プッシュ式(ONE PUSH MAGIC)の使用上の注意

  • ONE PUSH MAGICはスイッチを押している間、ガスが出力されます。スイッチを押す強さにより、ガスの出力量が変化します。指を離すとガスの出力は止まるため、ガスの無駄な排出がありません。ボトルや食品袋・容器、冷蔵庫、ショーケースなど1回5秒以内の用途に便利です。
  • ONE PUSH MAGICにおいてガス漏れがなければ、ワンプッシュ(0.3~0.5秒)でルンゴN2は約150回噴射でき、ルンゴCO2では約400回噴射できます。
  • ワンプッシュ(0.3~0.5秒)の瞬間噴射ではなく、「イ~チ」のように押すと、1秒近く押してしまい、時間が長すぎるだけではなく、押す深さも約2倍になってしまい、ガスの出力量は通常の6倍(6プッシュ分)に増加します。
    少量でも効果は高いため、ご安心いただき、短めをお心掛けていただければ幸いです。

 

ダイヤル式(DIAL MAGIC)の使用上の注意

  • DIAL MAGICはダイヤルを回してガスの出力量を調整します。そのため、ダイヤルを回して開栓する時、また閉栓する時にガスを余剰に使用してしまいます。そのため、飲料の発泡化のように一定時間以上にガスを出力や水槽内の植物の育成のように継続的にガスを出力し続ける用途に向いています。
  • ゆっくりとダイヤルを回し、ガスの音を聞いた瞬間に戻しても1秒前後は経過していますので、常に少なめの出力をお心掛けください。
  • 微量で連続出力すると160秒(ルンゴN2)/ 480秒(ルンゴCO2)、程度出力されます。
  • ガスカートリッジの内圧により窒素や炭酸を排出しているため、使用環境(温度、気圧など)によってガスの出力量は変わります。マルチレギュレーターのダイヤルの数字(出力圧)は一定環境での目安ですので、出力が弱い場合はダイヤルを多めに回し、出力が強い場合は少なめに回してください。この内圧・外圧の変化による出力量の大きな増減を補正できることがダイヤル式出力の大きなメリットです。
  • CO2ガスは一度に大量に噴射するとカートリッジが超低温となり低温火傷のリスクもあります。また大量に吸引すると酸欠のリスクもありますのでご注意ください。

 

【飲料の発泡化や発泡飲料への炭酸補填】

  • ルンゴCO2を取り付けたDIAL MAGIC(ONE ‘USH MAGICでも使用可能)にオプションのチューブアダプターを装着し、ボトルなどの容器に強さを調整しながら炭酸ガスを注入します。

 

【ショーケース内の食品保存】

  • 寿司ネタ/フルーツ・野菜/惣菜/鮮魚/サンドイッチ・パン/和洋菓子など様々な食材・食品を酸化抑制とともに、エチレンガス、カビ・食中毒菌を含む細菌(好気性菌・嫌気性菌)や害虫から守り長期間新鮮に保ちます。
  • ルンゴシリーズのマルチレギュレーターに抗酸化ガスカートリッジ ルンゴCO2を装着して使用します。ルンゴCO2は1本に約40リットルの炭酸ガスが圧縮されています。ショーケース内に1日約1リットルの充填で約30日以上使用可能です。
  • 赤みを保ちたい精肉では、ガス噴射量を半分以下にして酸素を残してください。

【使用法1】とても簡単でお勧めです。

何度も開閉を行う場合、1日に4回程度(2~4時間毎)ルンゴCO2を噴射します。

  • ONE PUSH MAGICでは1回に約1秒間、スイッチを押します。
  • DIAL MAGICでは約1秒間、ダイヤルを20PSI付近まで回し、0位置に戻します。

 

【使用法2】常時ガスを循環

DIAL MAGICを使用し、水槽の水草育成用CO2ジェネレーターと同じように常時ガスを循環させます。

水槽用CO2ジェネレーターで使用するチューブやスピードコントローラーを使用して1秒に約1ml程度のガスをショーケース内に常時出力します。

 

【食品保存効果の一部】

 

【飲料でのガス置換】

ルンゴプロのボトル内へのガス噴射能力と酸素除去状態の維持試験
飲料の残ったボトル内に抗酸化ガスをワンプッシュ噴射してキャップをせず放置し、10分ごとに束ねたお香に火をつけボトル内に入れると、約40分経過後まではお香はすぐに消えてしまい酸素量が少ないことが分かります。

ガス噴射試験の動画

① ガス噴射能力:ボトル内に煙を入れ、スーパースローですら確認できないほど速いスピードで煙は吹き飛びました。

② ガス噴射後、キャップなしの状態で放置し、消えにくいお香を束にして挿し込み、定期的に燃焼を確認に煙を入れ、ルンゴプロにアダプター(ジェット噴射用ノズル)装着しガス噴射

キャップなしで40分後まではお香の炎は消え、酸素の極端に少ない状態を確認できました。
食事中、テーブル上でキャップなしでも40分間は酸化抑制できます。

 

【使用実例】1. 開栓したワインやお酒、飲料の酸化防止/ 食事中や保存中の酸化や細菌繁殖防止:
【残ったワインの保存に】
残った飲料ボトルにガスをワンプッシュ噴射し、キャップをして冷所保存すれば48日間、酸化を抑制し新鮮に保ちます。

  • 風味を維持しながらの酸化・変色抑制⇒ルンゴN2ガス
    • 熟成した赤・白ワインなど
  • 低コストの酸化・細菌繁殖抑制 ⇒ルンゴCO2ガス
    • ライトなワインやスパークリング
    • 屋外や換気の弱いなど、落下細菌が多い環境でキャップなしの状態でワインを楽しむ場合

 

【ワインでの使用法】

  • アダプター(ジェット噴射ノズル)SまたはLを装着
  • ボトルまたは飲料の口にルンゴプロ用のアダプターノズルを挿入
  • 0.3~0.5秒程度ガスを噴射
  • キャップをする

飲料ボトルへの注入方法の動画

 

1-2. ワイン試飲比較

【テイスター】
黒田 敬介ソムリエ:  銀座3丁目 レストランテ クロディーノ オーナソムリエ。
1991年フィレンツェの三ツ星レストラン、リストランテエノテカ・ピンキオーリのオーナーピンキオーリ氏に従事。ローマに2年、フィレンツェの本店で1年、エノテカ・ピンキオーリ東京のシェフソムリエとして20年、世界中の銘醸ワインを自由に操り、ワイン愛好家をうならせてきました。エノテカ・ピンキオーリ東京は惜しまれつつ閉店したのち、「本物をリーゾナブルな価格で多くの人に伝えたい」と、ピンキオーリ時代のニックネームを店名として、レストランテ クロディーノをオープンしました。 料理はエノテカ・ピンキオーリ東京でスーシェフを5年務めた丸山 孝一シェフが心を込めて腕を振るっています。

お客様でのワイン/スパークリング風味維持/酸化抑制試験結果←クリック

 

【ワインの酸化抑制用に販売されている不活性ガス充填用商品の単価比較】

 

【焙煎珈琲豆での使用法】

使用法:

  • アダプターノズルまたはニードル(針ノズル)を装着
  • キャニスター内に0.3~0.5秒噴

【コーヒー豆での抗酸化ガスカートリッジ ルンゴN2とルンゴCO2の使い分け】

生豆はカビや害虫をさけるため炭酸ガス充填がお勧めです。
焙煎後は空気や水分を急速に取り込み、酸化が一気に進み、短期間で風味が消え、苦みが加速的に増します。
また酸化したコーヒーの摂取は酸化したアルコールや油分を摂取することと同様に健康を蝕みます。

焙煎後の珈琲豆や珈琲粉末の風味やビタミンを維持しながら酸化抑制、変色やカビを防止するためには固体や液体に溶けにくいルンゴN2ガスで空気を置換することをお勧めします。

コーヒーメーカーや自動販売機では害虫やカビを含む微生物を抑制するためルンゴCO2による酸化抑制がおすすめです。

カフェテナンゴ様での4カ月の試飲試験結果(珈琲グッズの専門商社、ブランディングコーヒー様のサイト)←クリック

カヤヌマコーヒーさんが運営する中米スペシャルティコーヒー専門店カフェテナンゴ様(東京都世田谷区)で焙煎したコーヒー豆を3種類のキャニスター(空気保存、使用の度にルンゴプロCO2を注入、ルンゴプロN2を注入)で4か月間常温保存し試飲されました。結果はルンゴN2では4カ月間、風味を維持して酸化・変色を抑制できたようです。ルンゴCO2では2カ月間は風味も維持できましたが、その後は酸味が増し、色艶も少しくすんできたようす。

 

手軽なインパクトシーラーとルンゴプロを使用した焙煎コーヒー豆のガス置換小分け包装

 

【ローストビーフの保存試験(色と香気)】

結果と考察

  • 0日目:後日判明しましたが、小分け時に落下細菌が混入していたため、CO2以外では通常より早めに腐敗しましたが、参考になる結果のため、そのまま掲載しました。
  • 4日目:空気保存のローストビーフ(空気サンプル)は3日目から灰色に変色し、4日目には腐敗が始まりました。ルンゴN2で置換したサンプル(N2サンプル)では、色も香気も大きな変化はなく、CO2サンプルでは香気は変わりませんが、赤みが少し落ちました。
  • 7日目:空気サンプルは赤みが戻りましたが、鼻を衝く強い腐敗臭が室内中に広がりました。N2サンプルもやや甘い香りを感じ腐敗が始まっていました。CO2サンプルは灰色に変色しましたが、問題なく美味しく食することができました。
  • カビを含む好気性菌の繁殖を抑えるN2置換では腐敗を抑制できなかったため、腐敗の起因菌は落下菌に多い通性嫌気性の黄色ブドウ球菌と推測されます。
  • ローストビーフの新鮮保存にCO2置換は有効ですが、見た目は食の重要な要素であることを考えると、落下菌等の細菌の混入に注意し、窒素ガス置換で保存することを推奨します。

落下細菌の混入

清潔な調理場でも10分で開栓ボトル内に15個程度の落下細菌が混入。

蓋を外したお弁当箱なら10分で400個以上の落下細菌が混入します。

表に示したように、1つの菌が混入しただけでもあったという間に増殖します。

時間をおいて食べるお弁当などには十分な注意が必要です。

6℃以下で保存すれば大腸菌や腸炎ビブリオの繁殖は抑えられます。