【使用法サマリー】
(2)ガス噴射アダプターノズル
弊社で販売しているガス噴射アダプターノズルは4種
容器や保存袋にガスを噴射する①ガス噴射ニードル、②ガス噴射ノズルL、③ガス噴射ノズルS。
④飲料発泡用アダプターセット
(3) 使用用途
飲料、生鮮食品を含む食材、加工食品、調理品などほとんどの飲食品の劣化抑制に使用できます。
様々な食材が値上がりしています、ルンゴプロで消費期限を安全に延長できれば、1日の食材単価は値上げ以前より抑えれる可能性があります。
(4) 使用方法ボトル・食品・工業品の容器内にガスを噴射します。噴射量は内容物を除いた空間部分500㎖に対して0.3-0.5秒程度です。
【ガス噴射の注意】
プッシュ式(ONE PUSH MAGIC)の使用上の注意
- ONE PUSH MAGICはスイッチを押している間、ガスが出力されます。スイッチを押す強さにより、ガスの出力量が変化します。指を離すとガスの出力は止まるため、ガスの無駄な排出がありません。ボトルや食品袋・容器、冷蔵庫、ショーケースなど1回5秒以内の用途に便利です。
- ONE PUSH MAGICにおいてガス漏れがなければ、ワンプッシュ(0.3~0.5秒)でルンゴN2は約150回噴射でき、ルンゴCO2では約400回噴射できます。
- ワンプッシュ(0.3~0.5秒)の瞬間噴射ではなく、「イ~チ」のように押すと、1秒近く押してしまい、時間が長すぎるだけではなく、押す深さも約2倍になってしまい、ガスの出力量は通常の6倍(6プッシュ分)に増加します。
少量でも効果は高いため、ご安心いただき、短めをお心掛けていただければ幸いです。
- DIAL MAGICはダイヤルを回してガスの出力量を調整します。そのため、ダイヤルを回して開栓する時、また閉栓する時にガスを余剰に使用してしまいます。そのため、飲料の発泡化のように一定時間以上にガスを出力や水槽内の植物の育成のように継続的にガスを出力し続ける用途に向いています。
- ゆっくりとダイヤルを回し、ガスの音を聞いた瞬間に戻しても1秒前後は経過していますので、常に少なめの出力をお心掛けください。
- 微量で連続出力すると160秒(ルンゴN2)/ 480秒(ルンゴCO2)、程度出力されます。
- ガスカートリッジの内圧により窒素や炭酸を排出しているため、使用環境(温度、気圧など)によってガスの出力量は変わります。マルチレギュレーターのダイヤルの数字(出力圧)は一定環境での目安ですので、出力が弱い場合はダイヤルを多めに回し、出力が強い場合は少なめに回してください。この内圧・外圧の変化による出力量の大きな増減を補正できることがダイヤル式出力の大きなメリットです。
- CO2ガスは一度に大量に噴射するとカートリッジが超低温となり低温火傷のリスクもあります。また大量に吸引すると酸欠のリスクもありますのでご注意ください。
(5) 使用する容器 / 脱酸素剤
保存容器に関して:
- 食品、工業品に関わらず、使用する容器の素材をご確認ください。プラスチック樹脂の食品ケース、袋、ラップは水分や酸素をある程度透過します。
- 飲食品を1週間以上の長期保存するときは遮断性の高い容器(瓶、ガラス、缶など)をご使用ください。
- (参考) ジップロックでは袋系はポリエチレン、コンテナ系はポリプロピレンが使用されているようです。サランラップはポリ塩化ビニリデン。彊美人(真空袋)は2層構造で外側のナイロンで酸素や二酸化炭素を遮断し、内側のポリエチレンで水蒸気を遮断しているそうです。
鉄や活性炭を使用した脱酸素剤とガス置換との併用はお勧めできません。
特に風味が重要な食品や熱に弱い食品においては注意が必要です。
- 多くの脱酸素剤の成分は鉄、活性炭、食塩、水分を含むゼオライトやバーミキュライトなど、発熱カイロと同じです。
- 空気中の酸素と鉄の化学反応(酸化)により酸素を消費し、同梱した食品の酸化を防ぎます。
- 鉄は酸素に触れると発熱(カイロの発熱原理)し、急激な温度変化が生じます。
- カイロのサイズは様々ですが、5~14時間で鉄の酸化が飽和し、発熱が止まり、それ以上の酸素は吸収できなくなります。
- 活性炭は酸素を誘導する役割ですが、香気も吸収します。
- 上記の脱酸素剤は熱を嫌う食品や工業品、また風味を維持したい食品などでの使用には注意が必要です。
- 各脱酸素剤の能力・サイズ、保存する容量、そして開封時間や使用期間にも考慮が必要と思われます。
【飲料ボトルでのガス置換能力】
ルンゴプロのボトル内へのガス噴射能力と酸素除去試験
飲料の残ったボトル内に抗酸化ガスをワンプッシュ噴射してキャップをせず放置し、10分ごとに束ねたお香に火をつけボトル内に入れると、約40分経過後まではお香はすぐに消えてしまい酸素量が少ないことが分かります。
ガス噴射試験の動画
① ガス噴射能力:ボトル内に煙を入れ、スーパースローですら確認できないほど速いスピードで煙は吹き飛びました。
② ガス噴射後、キャップなしの状態で放置し、消えにくいお香を束にして挿し込み、定期的に燃焼を確認に煙を入れ、ルンゴプロにアダプター(ジェット噴射用ノズル)装着しガス噴射
キャップなしで40分後まではお香の炎は消え、酸素の極端に少ない状態を確認できました。
食事中、テーブル上でキャップなしでも40分間は酸化抑制できます。
残った飲料ボトルにガスをワンプッシュ噴射し、キャップをして冷所保存すれば48日間、酸化を抑制し新鮮に保ちます。
- 風味を維持しながらの酸化・変色抑制⇒ルンゴN2ガス
- 熟成した赤・白ワインなど
- 低コストの酸化・細菌繁殖抑制 ⇒ルンゴCO2ガス
- ライトなワインやスパークリング
- 屋外や換気の弱いなど、落下細菌が多い環境でキャップなしの状態でワインを楽しむ場合
【落下細菌の混入】
【ワインでの使用法】
- アダプター(ジェット噴射ノズル)SまたはLを装着
- ボトルまたは飲料の口にルンゴプロ用のアダプターノズルを挿入
- 0.3~0.5秒程度ガスを噴射
- キャップをする
飲料ボトルへの注入方法の動画
1-2. ワイン試飲比較
【ワインの酸化抑制用に販売されている不活性ガス充填用商品の単価比較】
【キャニスターや包装袋での】
コーヒー豆やナッツなどの穀物、スパイスや香辛料、菓子類などの保存
使用法:
- アダプターノズルまたはニードル(針ノズル)を装着
キャニスター:0.3~0.5秒ガス噴射
キャニスターを閉栓する前に、抗酸化ガスを約0.3秒噴射してください。
頻繁に開閉する場合は、4~5回に一度ガスを噴射してください。
シーリング袋: 0.5秒ガス噴射
コーヒー豆、ナッツ、香辛料、菓子類の入ったシーリング袋に約0.5秒噴射してください。
ガス噴射後20分以内に封をしてください。(大きな振動を与えない場合)
【コーヒー豆での抗酸化ガスカートリッジ ルンゴN2とルンゴCO2の使い分け】
生豆はカビや害虫をさけるため炭酸ガス充填がお勧めです。
焙煎後は空気や水分を急速に取り込み、酸化が一気に進み、短期間で風味が消え、苦みが加速的に増します。
また酸化したコーヒーの摂取は酸化したアルコールや油分を摂取することと同様に健康を蝕みます。
焙煎後の珈琲豆や珈琲粉末の風味やビタミンを維持しながら酸化抑制、変色やカビを防止するためには固体や液体に溶けにくいルンゴN2ガスで空気を置換することをお勧めします。
コーヒーメーカーや自動販売機では害虫やカビを含む微生物を抑制するためルンゴCO2による酸化抑制がおすすめです。
カフェテナンゴ様での4カ月の試飲試験結果(珈琲グッズの専門商社、ブランディングコーヒー様のサイト)←クリック
カヤヌマコーヒーさんが運営する中米スペシャルティコーヒー専門店カフェテナンゴ様(東京都世田谷区)で焙煎したコーヒー豆を3種類のキャニスター(空気保存、使用の度にルンゴプロCO2を注入、ルンゴプロN2を注入)で4か月間常温保存し試飲されました。結果はルンゴN2では4カ月間、風味を維持して酸化・変色を抑制できたようです。ルンゴCO2では2カ月間は風味も維持できましたが、その後は酸味が増し、色艶も少しくすんできたようす。
【ショーケース内の食品保存】
- 寿司ネタ/フルーツ・野菜/惣菜/鮮魚/サンドイッチ・パン/和洋菓子など様々な食材・食品を酸化抑制とともに、エチレンガス、カビ・食中毒菌を含む細菌(好気性菌・嫌気性菌)や害虫から守り長期間新鮮に保ちます。
- ルンゴシリーズのマルチレギュレーターに抗酸化ガスカートリッジ ルンゴCO2を装着して使用します。ルンゴCO2は1本に約40リットルの炭酸ガスが圧縮されています。ショーケース内に1日約1リットルの充填で約30日以上使用可能です。
- 赤みを保ちたい精肉では、ガス噴射量を半分以下にして酸素を残してください。
【使用法1】とても簡単でお勧めです。
何度も開閉を行う場合、1日に4回程度(2~4時間毎)ルンゴCO2を噴射します。
- ONE PUSH MAGICでは1回に約1秒間、スイッチを押します。
- DIAL MAGICでは約1秒間、ダイヤルを20PSI付近まで回し、0位置に戻します。
【飲料の発泡化や発泡飲料への炭酸補填】
- ルンゴCO2を取り付けたDIAL MAGIC(ONE ‘USH MAGICでも使用可能)にオプションのチューブアダプターを装着し、ボトルなどの容器に強さを調整しながら炭酸ガスを注入します。
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